Q1: 給湯器の号数をどのようにして決めたらいいのでしょうか?
A1: 給湯器の号数は、【水温+25度】のお湯を1分間に何リットル出せるかということを示すもので、一般に号数が大きいほど一度に大量のお湯を使うことができます。ご家族の人数や、お湯の使い方などよくご検討いただきふさわしいタイプをお選びください。下記をご参考ください。
24号
冬場も含めオールシーズンシャワーと他栓の同時使用OK!
家族数4人以上
20号
春・夏・秋の3シーズンならシャワーと他栓の同時使用OK!
家族数2〜4人
16号
1年中シャワーのみ、他栓同時使用は力不足
家族数2人
Q2: 冬場のシャワーが弱いのですが?
A2: シャワーが弱い原因には、今お使いの給湯器・湯沸器の能力が小さい、また、貯湯式のボイラーをお使いの場合は、貯湯タンクの破損を防ぐため、水道の圧力を低くしていることや、お湯を使う場所(おふろ、洗面所、台所)の数によると考えられ、またいくつもの原因が重複していることも考えられます。一度、ご相談ください。
Q3: シャワーを使っていて、一度止めた後、再びお湯を出すと熱くなったり、冷めたくなったりするのですが?
A3: シャワーを使っていて、一度止めた後、再びお湯を出すと熱くなったり、冷たくなったりすることを【冷水サンドイッチ現象】といいます。
これはガス給湯器の場合「水をすぐにお湯にする」という構造上、いったんお湯を止めてから再び出すと、どうしても「お湯になるまでのタイムラグ」が生じ、給湯器の中で貯まっていた熱くなったお湯が先に出て続いてお湯にまだなっていない水が出てしまうというわけです。現在の機器には、温度変化の少ないタイプの物が登場しています。
Q4: お湯切れするのですが?
A4: 現在お使いなのは、電気温水器だと思います。電気温水器はそれまで貯めていたお湯をすべて使いきってしまうと、次にお湯になるまで時間がかかります。
ガスを使う給湯器なら、使いたいとき、使いたいだけのお湯が使え、お湯切れの心配もありません。
Q5: 蛇口をひねってもなかなかお湯にならないのですが?
A5: 蛇口をひねってもなかなかお湯にならない場合は、給湯器と蛇口までの距離が長い事に原因があります。
お湯は給湯器で作られ、配管の中を通ってきます。当然、この配管が長ければ長いほどお湯が出るのが遅くなります。シャワーなどでは、お湯になるまで水を流し続けないといけません。台所や洗面所も同じで、家の間取りの関係で浴室・台所・洗面所が離れていることもよくあります。
一台の給湯器で何ヶ所にも給湯出来る事は便利な事ですが、実際に使ってみると「なかなかお湯が出ない」なんていう不満もでてきます。リフォームや建て替えをお考えなら、給湯にも配慮したプランを考えておくと、家ができあがった後もそうした不満や不便を感じずにすむと思います。
Q6: 台所で使うにはお湯が多く熱すぎるのですが?
A6: 台所で洗い物などの場合、「少しだけ」お湯を使いたいときがあります。とくに冬場、お湯の量を少なくすると非常に熱いお湯になったりして、使いづらいだけでなく危険でもあります。
現在、販売されている給湯機器の中には、「少しだけぬるめのお湯」が使えるものもあり、手にやさしい快適な温度で洗い物が出来る給湯器もあります。
Q7: 給湯器の寿命は?
A7: この質問に関しまして一概には言えませんが大体、8年から10年ぐらいと言われています。なぜなら、各家庭の使用状況に応じて全然違うからです。私が経験した中では、最長は23年、最短は5年で交換した事があります。現場の感想から一番多いのは10年から12年ですね。なお、修理での部品交換の際は、12年以上経過するとメーカーが部品を保有していない場合が多いので実質的に寿命になります。